2025-08-31 20:06:00
納品データのai(Illustrator形式)って何?
結論
「ai」とは、Adobe(アドビ)社のソフト「Illustrator(イラストレーター)」専用のデータ形式です。
ロゴや名刺などの制作で使われ、プロが扱うための「元データ(原本)」にあたります。
なぜ「ai」なのか
ai 形式の強みは、拡大縮小しても画質が劣化しないベクターデータで保存できることです。
ベクターデータとは?
写真(jpg/png)は「点の集まり(ドット)」で構成されるため、大きくすると荒れてしまいます。
一方でベクターデータ(ai)は「線や形を数値で記録」しているので、いくら拡大してもシャープなままです。
つまり、看板サイズに引き伸ばしても綺麗に使えるのが ai の大きな利点で、印刷時には線や形がキレイに印刷されます。
このため、名刺印刷では「完全データ」として ai が標準とされていることが多いです。
どうやって開くのか
Illustratorで開く(基本)
本来は Adobe Illustrator が必須です。これであれば編集や修正も自在にできます。
Illustrator以外で開く方法(閲覧のみ)
Adobe Acrobat(無料のReaderでも可):ai ファイルが PDF 互換保存されていれば、そのまま閲覧可能
Adobe Express(Webツール):簡易的な確認や他形式への変換に利用可能
確認用にJPEG/PNG/PDFに書き出してもらう:東京ロゴクリエイションでは常に確認データとしてご提供させていただいております
ai以外の納品データについて
実務的には、aiデータだけを渡されても使いにくいことが多いです。
そのため東京ロゴクリエイションではでは、以下のような形式をセットで納品しています。
- ai(Illustrator形式) … マスターデータおよび入稿用データ
- PDF … レイアウト確認・印刷確認用
- JPG / PNG … Webなどの印刷以外での掲載利用用
ai は「印刷入稿用」、PDF や JPG/PNG は「確認用」と考えると分かりやすいです。
まとめ
ai = Illustrator専用のプロ用データ
- 最大の特徴は「ベクターデータ=拡大縮小しても劣化しない」こと
- 自分で編集しない前提でも、入稿のために ai データは必要
- 東京ロゴクリエイションでは ai に加えて PDF や JPG/PNG もセットで納品される