名刺デザインを依頼するならフリーランスがいい?メリットとデメリット
結論
フリーランスに依頼する場合、価格・柔軟性・直接性のメリットがありますが、同時に品質・継続性・信頼性に関するリスクも伴います。
発注者側が「何を重視するか」を明確にしたうえで選ぶ必要があります。
フリーランスに発注するメリット
低価格になりやすい
- 会社に依頼する場合と違い、間接コスト(営業費用や管理費)が少なく、単純に作業時間分の費用で収まることが多いです。
- 副業デザイナーの台頭により、相場より低い金額で受けている人も増えており、全体的にフリーランス市場の価格が低下傾向にあります。
小規模でも発注できる
- 会社では「名刺デザイン単体」では依頼を受けないケースも多いですが、フリーランスは個人・小規模事業者からでも柔軟に対応してくれることが多いです。
個人で見定めることができる
- デザイン会社だと、営業担当とデザイナーが分かれていて「誰が実際に作るか」が見えないことがあります。
- フリーランスの場合、基本的に本人が担当するため、事前にやりとりで人柄やセンスを確認できる点は安心感があります。
フリーランスに発注するデメリット
品質が偏りやすい
- 個人の得意分野に依存するため、バランスの悪い名刺になるリスクがあります。
- 「見た目はおしゃれだけど情報整理ができていない」「構成は良いが表現力が弱い」など、偏りが生じやすいです。
経営が不安定
- 低価格で受注している人は、利益が出ずに長く続けられないこともあります。
- 気づいたら廃業していたり、別の会社に転職しているケースも珍しくありません。
情報漏洩リスク
- ビジネス環境が整っていないことが多く、LINEやSNSチャットでデータをやり取りしてしまう人もいます。
- 無料フォントやフリー素材を安易に使い、実は商用利用不可だった…というリスクもあります。
フリーランスのトラブル事例
作業の途中で連絡がつかなくなった
制作を依頼して修正対応をお願いしていたところ、急に連絡が取れなくなり、電話も不通。住所も公開されていなかったため、データが宙に浮いてしまった。
コメント:
修正対応が嫌になり、途中で逃げてしまうフリーランスは実際に存在します。住所を非公開にしている人も多いため、契約前に住所を確認しておくことが安心につながります。
急に追加費用が発生した
対応中は何も言っていなかったのに、請求時に「修正費用」として追加請求をされた。事前確認がなかったためトラブルに発展。
コメント:
ビジネスにおける費用感覚が甘いフリーランスは一定数います。修正回数や追加費用の有無は、契約時に必ず取り決めておくべきです。
使いまわしのデザインだった
納品された名刺デザインに満足していたが、後日、別のクライアントへのボツ案をそのまま流用していたことが判明した。
コメント:
特に低価格で対応しているフリーランスにありがちな手口です。安さには裏があると考え、制作の進め方を確認しておくことが大切です。
商用NGの素材利用
使用されていたフォントが実は商用利用不可のもので、後から問題が発覚した。
コメント:
経験が浅いフリーランスは、素材やフォントのライセンスに関する知識が不足していることもあります。入稿前に「使用フォントや素材のライセンス確認」をお願いするようにしましょう。
SNSで愚痴や悪口を拡散された
実名は出されていないが、投稿内容から明らかに自分の案件であるとわかる悪口がSNSで拡散されていた。
コメント:
コンプライアンス意識の低いフリーランスは、SNSを安易に発信の場として使う場合があります。打ち合わせ時の態度や言葉遣いで、その人の価値観を見極めることが大切です。
良いところだけを選ぶなら
名刺デザイン.jpでは、
- 20年以上の業界経験を持つディレクター
- 10年以上の経験を持つプロデザイナー
この2名体制で、情報整理からデザイン表現までを一貫サポートしています。
フリーランスの柔軟性やスピード感と、企業の安定性や品質管理を両立した形で、安心できる体制を実現しています。
まとめ
- フリーランスは「低価格」「小回りの良さ」「直接依頼」が魅力
- ただし「品質の偏り」「継続性の不安」「情報リスク」が現実的に存在する
- フリーランスに依頼する場合は、契約前に住所・対応範囲・素材の扱いを確認することが必須
- 安心感を求めるなら、ディレクターとデザイナーが連携する体制を持つ会社への依頼が有効