2025-09-08 23:17:00
名刺に点字を入れる方法
結論
名刺に点字を入れる場合は、ココロスキップという福祉作業所で依頼する方法があります。既に印刷された名刺を送付し、点字を打ち込んでもらう仕組みです。
名刺に点字を入れることのメリット
1. アクセシビリティの向上
- 視覚障害のある方にも、名前や会社名を伝えられる
- 「誰でも情報にアクセスできる」という姿勢を示せる
- 障害者差別解消法やバリアフリー意識の高まりに沿った対応
2. 信頼感・企業イメージの向上
- 社会的配慮をしている企業・人物として評価されやすい
- SDGsやDE&Iへの取り組みの一環としてアピールできる
- CSR(社会的責任)を意識した姿勢を示せる
3. 差別化・印象付け
- 点字入りの名刺は珍しく、強く印象に残る
- 「どうやって点字を入れているのですか?」と会話のきっかけになる
- デザイン要素としてもユニークさを演出
4. 実用的な配慮
- 視覚障害のある方にとって実際に役立つ(名前や連絡先の確認が可能)
- 点字があることで、名刺を識別しやすくなる
点字に入れられる内容の例
- 名前
- 電話番号
- 社名
- 短い一言(スローガンなど)
※住所やメールアドレスは対応不可。
ココロスキップの注文の流れ
- ココロスキップに点字の注文を依頼
- 注文確認のメールを受け取る
- 費用を振り込む
- 名刺を作業所に郵送
- 作業所で点字加工 → 名刺が返送される
※名刺到着からおよそ3営業日程度で対応してもらえます。返送到着を含めて1週間弱で見ておくと良いです。
価格の目安
- 100枚 1,100円(税込)
※点字加工の費用のみで、名刺の印刷は含まれません。 - オプション:角丸カット +440円
右上を丸くカットすることで、視覚障害者が名刺の上下を把握しやすくなります。
注意点
- 点字の位置は概ね指定できますが、厳密な位置指定はできません
- 1行あたり16文字(濁点や半濁点はそれぞれ1文字としてカウント)
- 点字特有の記述ルールがあるため、希望内容は事前に要確認
- 用紙によっては点字の凸部分が僅かに突き抜けて“穴っぽく”なる場合もある
- 住所やメールアドレスはNG
注文時のポイント
- まずは少量で試す:仕上がりを確認してから本注文に進むと安心
- 入れたい内容を事前に相談:文字数や表現の可否を確認してから依頼
- 余裕を持ったスケジュール:返送までに1週間以上かかるため、イベント直前の依頼は避ける
まとめ
点字入り名刺は、アクセシビリティ配慮・企業姿勢のアピール・差別化のすべてを実現できる価値ある工夫です。
ただし「すべての情報を点字化できるわけではない」点や「加工に時間がかかる」点は理解しておく必要があります。
名刺の第一印象に「社会的配慮」を加えたい方は、ココロスキップをはじめとする福祉作業所に依頼して、ぜひ試してみてください。