名刺デザインを依頼するときのコツは?
結論
名刺デザインを依頼する際は、以下の4点を意識するとスムーズです。
- 利用目的を明確にする
- 納期を決めておく
- ビジネス内容を整理しておく
- 予算を確保しておく(目安は5〜8万円程度)
まずは相談からでも大丈夫
名刺デザイン.jpでは、お客様の事業内容をヒアリングしながら、最適な名刺をご提案しています。
もちろん「まずは相談」という形でも大丈夫です。
ただし、事前に考えを整理しておくと、よりスピーディーに進行できます。
準備しておくと良いこと
誰にどこで渡すことが多いのか?
顧客だけでなく、発注先や業界関係者にも渡す場面があります。相手像を明確にしておくことでデザインの方向性が定まります。
いつまでに必要なのか?
デザインに約2週間、印刷に3〜5日程度かかります。イベントや営業に間に合うよう逆算して依頼しましょう。
ビジネス内容を整理しておく
名刺は自分の事業の象徴です。仕事内容や強みを明確にしておくと、デザインも一層最適化されます。
予算を確保しておく
目安は5〜8万円。予算が厳しい場合はテンプレート利用も可能ですが、差別化が難しいことを理解しておきましょう。
依頼時にやってはいけないNG例
お任せで依頼する
掲載情報だけご提示して「全部お任せで」と依頼すると、目的も不明確ですし、ご本人がどのようなコミュニケーションを取りたいのかもわかりません。名刺デザイン.jpではヒアリングを実施させていただきますので、お客様の希望をしっかり伺わせていただく方針です。
完成イメージを固めすぎる
お客様の理想はもちろん加味して作成させていただきますが、ヒアリングとご提案を行うことで、より最適なデザインをご提示させていただくことを前提にしております。
値下げ交渉
基本的にはご予算がない場合は、ない場合のご提案をさせていただきます。但し、その分、制作内容には制限がかかります。制作内容を保持したまま値下げを交渉されても対応しかねるため、値下げ交渉よりもご予算をご提示いただき、その範囲内でできる事を検討させていただければと思います。
名刺の価値とは
「名刺に何万円も払うなんて…」と思う方も少なくありません。
しかし一度立ち止まって考えてみてください。
その名刺を手にして、あなたはどれだけの利益やビジネスチャンスを得ようとしていますか?
名刺は単なる連絡先のカードではなく、ビジネス交渉のスタート地点です。
そこから生まれる取引や関係性を考えれば、名刺への投資は決して高いものではなく、むしろ将来の成果を左右する大切な投資と言えるのです。
まとめ
名刺デザインを依頼するときは、
- 利用目的・納期・情報・予算を整理する
- 丸投げや値下げ交渉を避ける
- 名刺の役割や価値を理解したうえで依頼する
これらを押さえることで、よりスムーズに、期待に沿った名刺が完成します。
コンビニでも名刺印刷はできる?
結論
結論から言うと、PDF形式でデータを用意し、コンビニのマルチコピー機で印刷 → 自分で名刺サイズにカットするという方法であれば可能です。
ただし、これはあくまで「応急処置」であり、ビジネスシーンで使える品質にはなりません。
注意点
コンビニで印刷した名刺をそのまま利用するのはおすすめできません。
- 裁断が手作業になるため、断面がガタつく
- 紙質がコピー用紙相当で、名刺としてはペラペラ
- 印刷クオリティも低く、色ムラや滲みが出やすい
このような事情から、交換した相手に「準備不足」「信頼できない」というマイナス印象を与えるリスクが高いのです。
印刷会社を利用してもそこまで高額ではない
「急ぎだからコンビニで…」と考える方も多いですが、実際には印刷サービスを使った方が安くて高品質です。
例:ラクスル
- 名刺100枚:500円程度(送料別)
- 特急便:1,200円程度で2〜3日後には手元に届く
コンビニのカラー印刷は1枚60円程度。A4に8枚並べても1回480円、さらにカット作業を考えると、大きなコスト差はありません。
コンビニで印刷した方が良いケース
基本的にはビジネス利用は避けるべきです。
唯一のケースは、
- 「名刺がないと参加できないイベントに急遽参加することになった」
など、緊急で「形だけでも必要」という状況。
ただし、その場合でも品質が低すぎて、主催者から「名刺として認められない」と判断される可能性もあるため、リスクは残ります。
まとめ
- コンビニで印刷して自作カットは可能だが、ビジネスシーンでは不可
- 印刷会社を利用すれば、安価で高品質な名刺がすぐに手に入る
- どうしても必要な場合以外は、コンビニ印刷は避けた方が良い
名刺は「第一印象を決めるツール」です。応急処置で済ませるのではなく、最初から印刷サービスを使ってきちんとした名刺を用意することをおすすめします。
納品データのai(Illustrator形式)って何?
結論
「ai」とは、Adobe(アドビ)社のソフト「Illustrator(イラストレーター)」専用のデータ形式です。
ロゴや名刺などの制作で使われ、プロが扱うための「元データ(原本)」にあたります。
なぜ「ai」なのか
ai 形式の強みは、拡大縮小しても画質が劣化しないベクターデータで保存できることです。
ベクターデータとは?
写真(jpg/png)は「点の集まり(ドット)」で構成されるため、大きくすると荒れてしまいます。
一方でベクターデータ(ai)は「線や形を数値で記録」しているので、いくら拡大してもシャープなままです。
つまり、看板サイズに引き伸ばしても綺麗に使えるのが ai の大きな利点で、印刷時には線や形がキレイに印刷されます。
このため、名刺印刷では「完全データ」として ai が標準とされていることが多いです。
どうやって開くのか
Illustratorで開く(基本)
本来は Adobe Illustrator が必須です。これであれば編集や修正も自在にできます。
Illustrator以外で開く方法(閲覧のみ)
Adobe Acrobat(無料のReaderでも可):ai ファイルが PDF 互換保存されていれば、そのまま閲覧可能
Adobe Express(Webツール):簡易的な確認や他形式への変換に利用可能
確認用にJPEG/PNG/PDFに書き出してもらう:東京ロゴクリエイションでは常に確認データとしてご提供させていただいております
ai以外の納品データについて
実務的には、aiデータだけを渡されても使いにくいことが多いです。
そのため東京ロゴクリエイションではでは、以下のような形式をセットで納品しています。
- ai(Illustrator形式) … マスターデータおよび入稿用データ
- PDF … レイアウト確認・印刷確認用
- JPG / PNG … Webなどの印刷以外での掲載利用用
ai は「印刷入稿用」、PDF や JPG/PNG は「確認用」と考えると分かりやすいです。
まとめ
ai = Illustrator専用のプロ用データ
- 最大の特徴は「ベクターデータ=拡大縮小しても劣化しない」こと
- 自分で編集しない前提でも、入稿のために ai データは必要
- 東京ロゴクリエイションでは ai に加えて PDF や JPG/PNG もセットで納品される
安い名刺デザインと高い名刺デザインは何が違うの?
結論
両者の大きな違いは品質=信頼性です。
名刺はただの連絡先ではなく、初対面の相手に「信頼できる人かどうか」を伝える役割があります。デザインの品質が低いと、せっかくの名刺交換の場面で信用を落としてしまう可能性もあるのです。
安い名刺デザインの特徴
テンプレートに当てはめただけのデザイン
ありふれたテンプレートを流用するだけだと、他人と似たデザインになりやすく、差別化できません。
目的が考えられていないデザイン
業種や顧客層に合わせた意図がないため、単なる「名刺らしい形」にとどまり、相手に価値が伝わりにくいです。
センスの悪いデザイン
色や余白、文字間隔、全体バランスが整っていないと、安っぽく見えて信頼性を損ねます。
紙質だけにこだわる
デザインが稚拙なのに、無理に高級紙や特殊加工を選んでも「中身が伴っていない」と思われることがあります。紙質で品質をごまかそうとするのは逆効果です。
意味のない要素を入れたがる
アイコンや飾りを無意味に多用してしまい、情報が多すぎて読みづらい名刺になることがあります。
高い名刺デザインの特徴
一方で、高い名刺デザインは安いデザインで陥りがちな点を避け、次のようなアプローチをとります。
- 名刺主の事業やビジネスの背景を丁寧にヒアリング
- 名刺をどう活用するのか(営業、採用、ブランディングなど)を踏まえて設計
- 必要な情報と不要な情報を整理した上で、最適なレイアウトを提案
- 配色・フォント・余白など細部まで計算されており、相手に「誠実」「信頼できる」という印象を与える
結果として、ビジネスの成果に直結する名刺を提供できるのが高い名刺デザインです。
安い名刺デザインの価格帯
一般的に、両面で3万円以下の名刺デザインは「安い」と言えます。
ただし、「安い=必ず悪い」ではありません。デザイン料金の付け方を理解していないデザイナーが相場より安く提供している場合もあります。
とはいえ、異常に安い場合は:
- 十分な時間をかけてもらえない
- ヒアリングや修正が不十分
- 経営の安定性自体が不安要素
といったリスクも伴います。安さには安さなりの理由やリスクがあることを理解しておくことが大切です。
まとめ
安い名刺と高い名刺の違いは単なる「価格差」ではなく、品質と信頼性の差です。
名刺はあなたの第一印象を決める重要なツール。大切な取引や商談につなげたいなら、コストだけで判断せず、「信頼を獲得できるデザインかどうか」を基準に選ぶことをおすすめします。
パワーポイントで名刺デザインを作る方法と注意点
Illustratorではなくパワーポイントで名刺を作るという選択
名刺デザインは本来、Adobe Illustratorを使うのが一般的です。プロのデザイナーが利用するソフトで、自由度も高い一方、初心者には難易度が高く、サブスク契約でコストもかかります。
そこで本記事では、PowerPoint(パワーポイント)を使った名刺デザインの方法をご紹介します。PowerPointならインストール済みの方も多く、操作経験がある人がほとんどのため、気軽に始めやすいのが特徴です。
パワーポイントで名刺を作る方法
ただし、注意点としては「入稿データとしてパワーポイントが対応している印刷会社」である必要があります。
ラクスルは名刺印刷においてパワーポイント入稿を認めているため、安心して利用できます。
ラクスルでの制作手順
- ラクスルの名刺ページからサイズを選択
- 「印刷テンプレートをダウンロード」をクリック
- 「イラストレーター用」「パワーポイント用」「ワード用」が表示されるので、パワーポイント用を選択
- ダウンロードしたテンプレートファイルを開き、名刺をデザイン
- 入稿時に作成したパワーポイントをPDFに変換し、入稿データとして提出
パワーポイントで名刺を作るときの注意点
- 写真の圧縮設定を変更する
パワーポイントはデフォルトで画像を自動圧縮するため、写真が粗くなることがあります。
設定変更方法:
[ファイル] → [オプション] → [詳細設定] → [イメージのサイズと画質] → 「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックを入れる。 - 余白や文字サイズに注意する
印刷時に文字が切れないよう、テンプレートの安全ラインを必ず守ることが必要です。
パワーポイントで名刺を作るメリットとデメリット
メリット
- 専門ソフトが不要で、誰でも簡単に作れる
- コストがかからない(印刷費のみで済む)
- 社内での修正が容易(新入社員の追加などに対応しやすい)
デメリット
- 素人感が出やすい:レイアウトやフォント選びを誤ると安っぽくなる
- デザインの自由度が低い:Illustratorのように細かい調整はできない
プロにパワーポイントで作成してもらうという選択肢
パワーポイントの利点は「自分で編集しやすいこと」にあります。
たとえば、Illustratorでプロに依頼すると、社員が増えるたびに名前を変えて再入稿する必要があり、そのたびにコストが発生します。
一方で、プロにパワーポイントでデザインを作ってもらえば:
- 最初のデザインは洗練されたプロ品質
- その後のスタッフ追加や住所変更は、社内で簡単に編集可能
このように「初期はプロ品質」「運用は自分で調整」という両立が可能になります。
東京ロゴクリエイションでは、パワーポイントを使った名刺デザインも承っております。
プロ品質のデザイン × 自分で編集できる柔軟さを求める方は、ぜひご相談ください。

