名刺は縦がいい?横がいい?
結論
どちらとも言えません。どんなビジネスをしているのか、どんな内容を掲載するのか、どんな印象を与えたいのか、誰が名刺をデザインするのかなど、状況によって縦が良いのか横が良いのかは変わります。
世の中的には横が多い
世の中的には横の名刺が多いようです。市販の名刺ホルダーが横型の名刺に最適化されているのもそれが要因かもしれません。
縦型名刺と横型名刺ではそれぞれでメリットがあるのでご紹介させていただきます。
横型名刺の良いところ
世の中の多くが横型名刺であるというのは、そのバランスの良さにあると考えられます。
電話番号やメールアドレスなど縦書きでは表現しにくい情報が多いため、名刺内のテキストは基本として横書きとなります。
横型名刺の場合、縦型よりも横幅が広いので、安定して長いテキスト情報を改行することなく名刺内に納めやすくなります。
写真などを入れる場合でも上下より左右の方が、横並びの情報として見やすく、レイアウトのバランスがとりやすいというのが横型名刺の良いところです。
縦型名刺の良いところ
横型名刺が世の中的に多いという事は、縦型名刺には横型よりも珍しいという事になります。
そのため、ほんの少しかもしれませんが目立ちやすくなります。さらに、横型名刺よりも縦型名刺の方がバランスを取るのが難しいため、縦型名刺でありながらバランスの良い名刺を利用しているとそのデザイン性が際立ちます。
簡単に言ってしまうと、縦型名刺の方が横型よりもちょっとだけ個性的です。
但し、縦型はバランスが難しいので中途半端なデザインになってしまうと逆に印象を下げてしまう可能性があるので、注意が必要です。
決断方法
これは最初に決めるよりも、掲載すべき内容や、デザインのレイアウトなどを加味しながら決める方が望ましいです。名刺デザイン.jpでは、掲載情報も含めてご提案させていただきます。まずは気軽にご相談ください。
メールアドレスはGmailでも大丈夫ですか?
結論
ビジネスに利用するメールとして、メーラーはGmailでも良いですが、メールアドレスはGmail(〇〇@gmail.com)と自身で取得したドメイン(独自ドメイン)のメールアドレスと比較するのであれば、自身で取得したドメインのメールアドレスである方が望ましいです。
これはGmailがダメなのではなく、独自ドメインのメールアドレスの方がメリットがあるという考えなので、Gmail以外でもyahooやその他、独自ドメイン以外のメールアドレスよりも独自ドメインのメールアドレスの方が望ましいというお話になります。
Gmailなどのメールアドレスは個人事業主やフリーランスの方が利用されることが多いと思います。逆に個人ではない場合は、問答無用で独自ドメインを所持すべきです。
「個人」だからドメインを取る必要はないと考えられるかもしれないですが、それなりにデメリットになる可能性もあるのでそのあたりは理解しておく必要があります。
独自ドメインのメールアドレスの方が良い理由
例えば、名刺交換などをしたときに、相手にまったく規模を求めていなくて、スポット的なお付き合いで良いと考えている場合は、gmailであっても良いと思われるかもしれませんが、継続的なお付き合いを前提とする場合は、独自ドメインも所持していない規模の人には少し不安を感じてしまいます。
やっている仕事が同じであったとしても、独自ドメインのメールアドレスを使っているだけで、そういった整備が出来ているのだと捉えてもらいやすくなります。
どちらにしても独自ドメインは必要になりやすい
ビジネスをしながら色々な関係企業とお仕事をしていくと、企業によっては「Webサイト」がないと取引できないというケースが発生します。Webサイトを存在証明として扱う企業が一定数あるのです。
その際に、独自ドメインでないと認められない場合もあり、そういった将来的なことも踏まえると、独自ドメインは必要となり、せっかく独自ドメインを取得するのであれば、メールアドレスも独自ドメインを利用する方が無駄がありません。
個人だからこそ独自ドメインのメールアドレスを
取引相手には、自身が個人であることはわかっているかと思います。もしくは、結果的には個人であることはわかってしまいます。だからこそ相手は「個人」を相手にしても大丈夫か不安になります。
そこでドメインをしっかりと取得しているだけでも相手に対しての信頼材料になり得るのです。
こなせる仕事は同じなのに、独自ドメインがないだけで、信頼が得られないというのは非常に勿体ないと思いませんか?
独自ドメインの取得方法
独自ドメインは、ムームードメインやお名前.comなどから簡単に取得できます。ムームードメインは安価サーバであるロリポップなど、GMOグループのサービスと連携しやすいのでお勧めです。
ロゴがない場合はどうしたらいいですか?
結論
結論からお答えすると「作った方が良い」です。
だからといってその辺で適当に格安で作ろうとすると失敗するので注意が必要です。
格安のロゴの何がいけないのか
そもそもロゴは何のために必要だと思いますか?
ロゴとはそのビジネスや事業、企業またはそれらの意思・理念を表現するデザインです。
一般的なロゴ(特に大手のロゴ)には、必ずと言っていいほど、考え抜かれた意味を持ったロゴになっています。
本来、ロゴを制作する場合は
- 企業・事業の内容
- 理念・方針
- 与えるべき印象
- その他関連する情報
などを踏まえながら、コレが最適であるというデザインを形や色で表現するのです。
そのため、ロゴのデザインはWebやカタログのデザインよりも労力を消費する場合があり、本来はどうしてもコストがかかりやすいものなのです。
しかしロゴの重要性を知らない方は「小さいものだから・シンプルなものなんだから安いはず」と思ってしまうため、安さを求めているという実情があります。
作り手側も、それを受けて、ロゴの重要性を理解している制作会社やデザイナーは品質を維持するために価格を下げずに理解のある顧客のみを相手にする一方で、価値のわからなそうな顧客を見つけ、安価で低品質なロゴデザインを売りつけているというのが実情です。
ロゴを安価に方法は基本的には3つしかありません。
テンプレートまたは過去作品または他社の模倣で作る
その企業の理念などを形にするだけの余裕はないので、業種や分かりやすいメッセージだけを汲み取って、テンプレートや過去作品・他社作品を模倣することで、制作時間を短縮しコストを下げる手法です。こうなると、ロゴに込められた意味は希薄になり、本来のロゴの役割を果たせなくなります。
経験の浅いデザイナーが制作する
経験が浅いデザイナーはそもそもで単価が安いことがあるので、コストを下げることが可能になります。ただ、経験の浅いデザイナーにとっては「練習」みたいな役割になるので、企業は事業の大事なデザインを練習台にされるという事になります。尚且つ、経験も浅いので、デザインとしても品質が保てていない場合もあります。
赤字を前提として作る
経営の経験が少ないフリーランスに多く見られるパターンです。これは納品物としてはアタリもハズレもありますが、結果として良くない可能性が高まります。
経営経験が少ないフリーランスは、自身の単価設定の方法を理解していない事が多く、「周りがこのくらいで価格設定しているから自分も」という安易な発想から設定してしまうため、作った分だけ、苦労だけして、苦しい生活しかできない状況に陥ってしまい、結果的にフリーランスをやめてしまうという事があります。
辞めてしまった場合、例えば、横並びのブランドのロゴを再度制作依頼したい場合に、依頼ができないということになってしまいます。
それなら、まだ良いですが、作っても生活が苦しいので、修正の依頼に対して厳しい反応をしたり、デザインに意見したりすると「安いんだからしょうがない」という自分都合な発言をすることもあります。
とりあえず安く作ると結果的に高くつく
とはいえ、今は予算がない…ということから、とりあえず品質が低くても良いから安くロゴを作っておくと考える方もいらっしゃいます。
但し、そのやり方は、結果的に、大きな費用になってしまうという事をしっかりと理解しておく必要があります。
ロゴは企業・事業のあらゆるドキュメントに利用されます。例えば1年後にロゴを作り替えたとして、どれだけの影響範囲があるでしょうか?
名刺はもちろん、ウェブサイト、提案用のパワーポイント、見積書・請求書、カタログなど、多くのドキュメントにロゴは入っていて、それらを書き換えるのに一体どれだけのコストが必要になると思いますか?
さらに、それまでの1年間は品質の低いロゴで活動しているため、本来は契約できたはずなのに、信頼性が低いと判断されて不成立になってしまっている可能性すらあります。
ロゴは「とりあえず」で作って良いものではないのです。
ロゴはしっかり作る
このように、ロゴはしっかりと作る必要があります。
名刺デザイン.jpでは、これらの課題を解決するために、東京ロゴクリエーションというサービスと連携しております。
東京ロゴクリエーションでは、ロゴデザインの専門チームが、お客様の事業内容や考えをしっかりとヒアリングしたうえでロゴをデザインさせていただきます。
安価なロゴデザインよりは高額になりますが、ご満足いただけるロゴデザインを提供させていただきますので、是非ご検討ください。
名刺管理アプリ「Eight」は何が良いのか?
名刺管理アプリ「Eight」とは
「Eight(エイト)」は、紙の名刺をスマホやパソコンで簡単にデジタル化して管理できるクラウド型の名刺管理サービスです。名刺を撮影するだけで文字情報を読み取り、検索や整理ができるようになります。さらに、名刺を登録した相手とアプリ内でつながることで、プロフィールや近況のアップデートも確認できるビジネス向けのSNS的機能も備えています。
名刺管理アプリの良さ
大量の名刺がパソコン・スマホから管理できる
紙の名刺をスキャンしてクラウド上に保存するため、保管スペースを取らず、紛失の心配もありません。検索機能で会社名や役職、キーワードからすぐに相手を探せるので、必要なときに瞬時に連絡先を確認できます。
スマホやメールでも名刺交換ができる
対面だけでなく、オンラインやメール経由でも名刺交換が可能です。QRコードやURLを送るだけで、相手が自分のデジタル名刺を受け取り、保存できます。リモート商談やイベントでも便利です。
名刺のアップデートが確認できる
相手が昇進や転職などで名刺情報を更新すると、自動的に通知が届きます。紙の名刺では把握しにくい最新情報を常に反映できるため、連絡先の管理が効率的になります。
SNS的にお知らせ活用もできる
つながっている相手がニュースやお知らせを投稿すると、タイムラインで確認できます。イベント告知や業務報告など、ビジネスの近況を共有できる点はSNSに近く、商談や提案のきっかけ作りにも役立ちます。
デメリットがあるとするなら
繋がりが見えてしまう
Eightでは、つながっている相手とのネットワークが表示される場合があります。そのため、自分が誰とつながっているのかを他人に知られたくない場合には、情報公開の範囲やつながり方に注意が必要です。
繋がりの解除方法
つながりを解除する場合は、相手のプロフィール画面から「つながり解除」を選択します。解除すると、互いの名刺が非表示になり、更新情報や投稿も見られなくなります。ただし、相手が再度名刺をスキャンして登録すれば、新しいつながりとして復活する可能性があります。
名刺交換のマナーとは?
名刺交換はビジネスコミュニケーションの入り口。細かいマナーを守ることで、第一印象を整え、信頼感を築くきっかけになります。下記は、現在掲載されているマナーに加えて、補足・注意点を交えたマナー集および応用例です。
基本マナー
渡すときのマナー
- 名刺は常にきれいに、折れ・汚れがないよう保管する
名刺は第一印象を左右するもの。名刺入れに整えて入れ、取り出す際は、スッと相手に差し出しやすい面を上にして準備しておく。 - 席に座ったまま渡さない
名刺交換は原則立って行います。会議室や商談スペースでも、席を離れて立って交換すること。 - 目下の人から先に差し出す
立場が下の方から名刺は差し出します。受注者と発注者なら受注者から名刺を差し出します。 - 名刺入れの上に名刺を置き、両手で差し出す
名刺入れの蓋の上に名刺を置き、両手で持つ。名刺の表の正面が相手に向くようにして差し出す。「よろしくお願いします」と一言添える。
- 複数人の場合は目上の方から名刺交換します。発注側部長A、部下B、受注側部長C、部下Dの場合、A⇔C、A⇔D、B⇔C、B⇔D。
- 複数人の場合、自身の名刺公開が終わったからといって先に席に座らずに、他の方の名刺交換が終わるまで立って待ちましょう。
- 複数人だからといって、名刺を重ねてスライドさせるように名刺を渡していくのはやめましょう。
受け取るときのマナー
- 両手で受け取る
相手からの敬意に応える姿勢。「頂戴します」と一言添える。受け取ったらすぐに名刺を確認する。 - すぐにしまわない
受け取った名刺をすぐに鞄にしまうと失礼と見なされる可能性あります。商談中はテーブルの上に名刺入れを下に敷いて置きます。 - 名前・会社名を声に出して確認する
「○○社の××様ですね」と一言添えることで少し親近感が生まれます。 - 名刺の扱いも丁寧に
名刺の角を折らない、汚さない、机の上に乱雑に置かないなど、小さな所作が信頼を左右する。特に飲み物の水滴などで名刺を濡らしてしまう事があるので、注意が必要です。
シーン別応用マナー・注意点
営業訪問などの場合
- 相手の目を見てスマートに渡しましょう。この印象が商談を左右する事もあります。
- 名刺交換のタイミングは冒頭で、軽い自己紹介と合わせて行います。
- 相手の名刺を受け取ったら即座に確認し、部署や肩書、サービスなどを把握しましょう。書いてあることをそのまま質問してしまったりすると「この人は名刺を見ていないんだ」と思われてしまう可能性があります。
交流会などでの名刺交換
- 交流会だからといって雑な名刺交換はしないようにしましょう。
- 名刺のバラマキは何の交流にもならないのでやめましょう。
- 相手の立場をみて露骨な態度の変容は周りの人からも不快に思われます。
よくあるトラブルと対応策
| トラブル | 対応策 |
|---|---|
| 名刺を切らしてしまった | 名刺を切らしている旨を伝えて、即日、メールなどで連絡し、相手に連絡先を明確にしておきましょう。 |
| 目上の人から先に名刺を差し出されてしまった | 差し出された名刺を断る必要はないので「お先に頂戴します」と名刺をいただいたうえで、「ご紹介が遅くなりました」と添えて自身の名刺を渡しましょう。 |
| 名刺の情報が古かった(間違っていた) | 古い部分をお伝えして、メールなどで新しい情報をお伝えしておくようにしましょう。情報が古すぎて名刺の役割を果たさないような場合は、それは名刺を切らしていることと変わりないため、「名刺を切らしていて」と渡すことをあきらめるのも手段です。 |
| 名刺交換相手が多くて机に並びきれない | 会話の主体となる方のみを並べて、他の方は重ねて名刺入れの上に置くと良いです。 |
まとめ
名刺交換のマナーは、見た目以上に丁寧な所作や気遣いを伝えるものです。
特にビジネス初対面での交換時には、わずかな動作が印象を左右します。
「名刺入れ・立ち居振る舞い・受け取り方・確認の所作」など、基本マナーを確実に押さえつつ、相手に敬意を示す振る舞いを心がけることで、信頼の第一歩が築けます。

